ミーティング矢本の流儀BLOG

ミーティングで部下が発言しない理由 スピード編

 

こんにちは!ミーティングコンサルタントの矢本です。
福島で仕事を終え、今日は熊本の旅館のクライアントさんに向かっています。
本州は台風ですが、空はこんなに綺麗なんですね~。

雲

早速、本題ですが「うちの部下はミーティングで発言がない…」という悩みをよく頂きます。
発言がない理由はいくつかあります。

・言いにくい環境や雰囲気がある
・発言したけど否定されて潰された経験がある
・正解を探しに行く(リーダーの望む答えを探している
・思考スピードに差があることに気づかず上司が待てない
・司会進行役の投げかける質問が悪い
・言い訳が先行して課題解決を考える力(思考パターン)がない
・次(実行)のことを考えすぎて出せなくなる
・本人にそもそも、引き出しがない

などなどいろいろありますが…、今日は「思考スピードに差がある」ことについて書いてみますね。

リーダーや社長は勉強もされている。人前で話す機会も多い。
何よりほかの人より優秀だからリーダーであり、今のポジションにいる。

ということは頭の回転も部下より早い方が多い。
実際、僕が同じ質問をしても上司の方が早くて内容も深い。

でも、多くの上司は自分と同じ感覚で考えてしまう人が多いんです!!

部下に質問する→期待する時間以内に答えない(正確には相手は混乱中、または考え中)。
答えない様子を見て判断する「やっぱりこいつは無能だ」と。

いやいやいやいやいやいやいや!!!

判断、早いから!

待ってる時間、短いから!

せっかちだから!!(笑)

「何も考えていない!何も答えない!!」という部下に僕が質問するとほとんどの方が答えます。
その違いは?それは「信じて待つ時間の長さ」です。

別の問題もあります。それは「唐突すぎるケース。」
質問する内容って上司は普段からいろいろ考えている。
でも、部下からすると唐突(に感じることが多い)。
だから、答えられなくてある意味当然なんです。

(僕自身もそうでしたが)自分が部下時代に唐突すぎて答えられなかった経験も上司になっていく中で忘れていくんですよね~。

ミーティングで時間を与えて、書かせてみる

じゃあ、どうすればいいのか?

・時間を決める(3分くらい)。
・「なんでもいいから考えてみて」と答えやすい雰囲気を作る。
・人の意見に流されないように書かせる。

面談(1対1)でも、ミーティング(集団)でも、この方法を試してみてください。

もし、この方法でも出てこない場合は事前に「○日までに□□のことについて考えてきて」と事前に伝えておく。
そして当日に聞いてみてください。

みんなとの場(ミーティング)が刺激になる

仮に多くの部下は発言したけど、ある部下だけは答えられなかったとする。
それでもその場は(責めなくて)いいと思うんです。

責めれば、本人はきっと必死で言い訳(防衛)をします。
そのやりとりにあまり意味はない。

みんなが答えたのに自分が答えられなかったことを本人はどう考えるのか?
責めるのではなく、叱るのではなく、本人に考えさせる。
こういう指導も効果があると思っています。

人それぞれ外見が違うように、思考スピードも差がある。
そんな視点で人と話してみてください。
きっといろんなん気づきがあると思います。

【今日の質問】

 質問投げかけて、1分以上待てますか?(笑)

 

【矢本塾について】

●ミーティング塾(3回基本コース)第4期東京 12月スタート予定
●リーダー・幹部塾(ミーティング×マネジメント)(5回コース)第3期 来年予定