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反対意見の得意な社員への対応法(ミーティングの進め方)

今夜は中秋の名月ですね。雲の隙間から時々見えます。

中秋の月

今日のブログではよくいただく質問についてお答えしますね。

「ミーティングの時、なぜ単なるダメ出しをしてはいけないんですか?」
という質問について。

僕は講演・コンサルティング先で現場でのビジネスミーティングにおいて
「単なる反対(ダメ出し)は無しです。自身の改善提案をつけた反対は大歓迎です」とお話しています。

反対するということは違うリスク(危険)に気づくいているということ。
これは基本、大切だと思います。
「その方法でやると、こんな問題がありますよ!」と。
その視点があるおかげでほかの人が気づかないリスクに気づくこともできますから。

でもね、無責任に反対意見を言うだけだと「違うリスク」が潜んでいるんですよ。

 

反対意見ばかりでチーム(組織)にはびこる「現状維持病」

どんなリスクかというと、それは「現状維持病」というリスク。
年齢的に上の方や同じ仕事を長くしているスタッフに多い傾向がある発言「こう変えればこんな問題が…」「そっちだとこういう問題が…」
で、結論は?と聞くと「…とりあえずこのままで(現状維持)」と。

できない理由が先行する、変えられない、改善できないチーム(組織)でいいんでしょうか。

ビジネスの現場では問題はつきもの。
「お客様に喜んでもらって結果、売上をもっと上げたい」
「早く仕事を進めたいのに時間ばかりかかって…もっとシンプルにしたい」
「おきてしまったクレームを改善したい」

理想に対して問題があって、より良くしたいという想いがあって、改善しないとダメな時は「なにかのリスクを取っても変えていく勇気」が必要ですよね?

でも「無責任な代替案なき、単なる反対意見」ばかりだと、チーム(組織)のブレーキになってしまう、これが僕のオススメできない理由です。
じゃあ、どうすればいいのか?

 

ミーティングや会議で新しい未来を作るためにも、反対するなら自身の改善提案が欲しい

「□□だとこんな問題も想定できるから、○○の方法はどうか?」
「□□だけでやるより、△△の方法も付け足したらどうか?」

「自分の改善提案のつけたダメ出し(反対)」は大歓迎です。
反対する人も「何が本当の問題なのか?より良くするためには?」と思考も深くなりますし、周りの人の気づきも深くなりますから。

 

そもそも反対だけど代替案が思いつかない場合、そんな時も反対したらダメなのか?

基本、ダメです(笑)
もし、これがビジネスの現場におけるミーティングでないとしたら、「代替案のない単なる反対意見もあり」と答えるかもしれません。

ビジネスの現場で起きる問題よりもっと壮大な問題。
例えば「政治問題」「エネルギー問題」…などなど。
代替案も思いつきにくいでしょうし、反対だけして代わりの案をほかの人(その道の専門化)が考えることも時間をかけて何度も会議を重ねることもアリだと思います。

僕の提案はあくまでビジネスミーティング。

その仕事に従事している人たちが「□□案には反対だけど、代わりの案は思いつかない」なら、今はその□□案がベストと判断したほうがいい。
少ない時間で実行力が問われる現場において単なる反対・ダメ出し(ブレーキ)ばかりに視点を合わせて現状維持のままではでは徐々に衰退すると思うんです。

 

ダメ出しのみに潜む思考パターンが問題(人材育成視点)

人間は基本は「変化を恐れる生き物」(僕も)。
「歯ブラシを持つ手」も「事務所で座る席」「仕事のやり方」も同じが心地いいもの。意識して毎回変えています!という人はほとんどいません。
(無意識レベルで)自分を守るために現状維持するように設計されているようです。

育成の視点におけば「ミーティングでいつもいつもダメ出しばかりして前に進めない」人がいた場合その人が悪いわけではなく、思考パターンの癖に問題があると僕は考えます。

つまり「できない理由をつけて(無意識に)、その案(変化)を無しにする。結果、現状維持を守る」という思考パターンに特に強く染まっている可能性があります。
だから、その癖を少しずつ変える意味からも「単なる反対ではなく、改善提案を考える」練習をするのです。

考え方をワンステップ変えるだけでいいのです。
上司も根気強く言ってあげてほしい「提案をつけて反対してくれ」と。この思考は必ず育成につながりますから。
部下も繰り返せば必ずできるようになります。(実は僕も20代反対ばかりするタイプでした(笑))

最後に少し補足すると…
「現状維持」を全面否定しているわけではなありません。
人員体制、資金、時間、優先順位…さんざん考え抜いて出た最終判断が「現状維持」ならそれはそれでいいのです。
だめなのは前に進もうとしている時に安易に「できない理由」を並べてブレーキをかけるチーム(組織)、そんな組織文化に疑問を持つのです。

まとめ

「○○案を採用したら、こんな問題があるからやめたほうがいい」と単に反対するのではなく、
「○○案だとこんな問題が想定できるから、こういう方法がより良いのでは?」と改善提案をつけて反対する。

これが僕がクライアント企業先のミーティングで気をつけていることの一つです。
変化のスピードが速い現代、この思考パターンで進化できるチーム(組織)、こういう企業がやっぱり伸びていますよね。

【今日の質問】

 反対意見を持つ部下にあなたはどんな風に発言してほしいですか?

 

【矢本塾について】

●ミーティング塾(3回基本コース)第4期東京 12月スタート予定

●リーダー・幹部塾(ミーティング×マネジメント)(5回コース)第3期 来年予定

 

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矢本治
1971年広島県出身。ホテルマンとして10年勤務後。2004当時低迷している関東のブライダル運営会社に営業責任者として転職(店舗責任者からはじまり、3年後には取締役営業本部長まで経験)。リニューアルや安売り競争が熾烈で7割が前年実績を下回るといわれるブライダル業界において、ミーティングを工夫して7年で売上7倍。
圧倒的な実績を生かし2010年に創業。「売上UP」と「人材育成」という一見異なることを実現する日本初ミーティングコンサルタント。講演・コンサルティング・企業内研修・私塾である「ミーティング塾」「リーダー塾」で活動中。
クライアント先はホテル・ブライダル・アパレル・旅館・写真室・美容室グループ、人材派遣会社・飲食店・エステグループ・建設会社・住宅メーカー、印刷会社・医療業界など全国に多くのクライアントを持ち、93%以上のクライアント先の業績が毎年向上するなど確実な実績UPに貢献している。

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