ミーティング矢本の流儀BLOG

ミーティングで発言がもっと出るためには?

こんにちは。ミーティングコンサルタントの矢本です。
今日は前回に絡めて、ミーティングで発言がもっと出るためには?について書いてみますね。

前回のブログでは「発言した人が実行する」はダメということを書きました。
前回ブログ

ね?
この問題を別の視点で見ると「発言(アイデア・提案)」と「決定・実行」を同時に考えてしまっている…ということです。

基本、「アイデア・提案・改善策を考え発言する」事と「決定する・実行する」は全くもって別物です。

アイデアを考える時間は「チームとしてのこれからの可能性を広げる場」

全部採用するわけではないし、つまり採用するかしないかは別の問題。
また、出てきたアイデアを正誤を判断したり、その場で潰したりする場でもない。
※でも、潰しているリーダーも多い(自分では気づいていないけど)。

ここでの大切なポイントは

スタッフへは「考える力を養う場」であり、
リーダーにとっては「各個人の独自の視点(個性)を引き出す場」であり、
司会進行役は「チームとしての可能性を引き出す場」です。

なのに先の実行ばかり気になって「実行しやすいものは?…」「不可のかからない無難なアイデアは…?」という思考になってしまえば可能性を広げるどころか、狭めていっていますよね?
これでは意味がありません。
どれを採用・実行するか?それを誰が実行するか?は別にして、まず参加者には「可能性を広げてみる」(考える力を育成する)ことに集中させましょう!

ルールとしては
・何でもOK(他の参加者は否定しない)
・個人個人違う方が意味がある(同じならわざわざ集まる意味もない)
こんな前ふりをして発言しやすい雰囲気でスタートしましょう。

可能性を広げるミーティングの感想

アイデア 知恵、道は開けるアイデア1

 

「決定する・実行する」は絞りこんでいく場

アイデア出てきたあと決めていく。逆に「限定して絞り込んでいく場」です。
たくさん出てきたアイデアの中で、ここからが「今から取り組むべき優先アイデア(効果の出る解決策)は何か?」を考え選定します。

時間のかかる事、かからない事
経費のかかる事、かからない事
負荷の多い事、軽い事

たくさん出てきたアイデアの中で様々な視点から決定していきます
ただし、繰り返し言いますが、正誤は判断しない。
(発言に対し正誤判断して裁いてしまうと次回から参加者は正解を探すようになり自由で活発な発言はなくなります)

人材育成も兼ねたミーティングでは正誤ではなく、成功確率が高いものはどれか?という視点で決めていくのがポイント

いかがですか?

今日のブログでお伝えしたいことは、アイデア・提案・改善策は「広げる場」、決定・実行は「絞る場」であり、別物として考えさせることが重要だということです。

ただでさえ現場スタッフのミーティングでは現実的なアイデアが多い。
狭い視点で物事を考えるのではなく、様々な視点で考える力(アイデア・提案・解決策)をつけさせることもミーティングだからこそできる重要な教育の場です。

うまく使い分け、部下の可能性を引き出してくださいね♪
【今日の質問】

アイデアや解決策を考える時間は「可能性を広げる場」になっていますか?
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