ミーティング矢本の流儀BLOG

個人面談の目的は「個人の成長支援」(ミーティング視点)

こんにちは、ミーティングコンサルタントの矢本です。

個人面談ってやったらいいとはわかっていても、実際は…。
今日は中間管理職のテーマの一つになる「面談」について少し書いてみますね。

僕自身、前の職場で営業部長時代は部下に対し年2~3回、全員面談していました。
アルバイトも含めるとその時期は何百人も面談(正確に数えたことないけど)。

結構大変。この時期になると面談する僕のほうが精神的にきつくなるんですよね。
効果的な方法がわからない最初の方は本当辛かった。。。

そう、だから今でもけっこう大変だと感じているリーダーも多いはず。
(僕のリーダー塾でもよく話題になります)

集合写真    リーダ塾を卒業した塾生(2期)と先日の研修で再会時もその話題に

実際、部下と面談して困るのは…

「何も言わない」
「決めても行動しない」
「不満(給与・労働時間・休み・悪口…)しか出てこない」

リーダー側としてやってみるといろんな問題に直面します(笑)

なぜ、こういったパターンに陥るか?
原因の一つに「リーダーも(自分の)言いたいことを伝えている(伝えたい)」ことが多い。

仮に、逆の立場で考えてみてください。

もしあなたの上司や社長が「面談しよう!」と言ってきたらどう感じますか?

「なんか新しい仕事を押し付けられるのではないか?」
「なんか注意されるのかな…」
「評価するための面談かな?」

そう、警戒こそすれど、ワクワクする人は少ないんじゃないかな。
結果的には想像通り、上司の言いたいことを言う場になってしまう。
だから次回からできるだけ避けたい…という悪循環。

 

じゃあ、逆にどんな面談なら自ら「面談お願いします!」って言いたくなりますか?

もちろん仕事の時間を使っての面談なので、上司のあなたに主導権はある。
言いたいことを言う権利もある。
ひょっとしたら給与や賞与の評価のためだけに面談している会社も多いかも知れない。

でも、面談の目的って何ですか?

僕は「言いたいことを言うこと」や「評価すること」が目的ではなく、
個人個人に合わせた内容で話し合い、個人の考動が変わる。結果、チームの成果が上がる。

「個人の成長を支援する」ことが目的のはず。

そのためには相手の主体性を引き出すのも大切。
つまり、相手の考えも引き出すことが大切なポイントです。

 

「そうは言っても、何も言わないですけど…」という部下

実際ほとんどのケースは、あなたに対して話しにくいか、警戒しているか、です。
何も考えてない部下なんていません。
あなたに対して構えているだけです。

もちろん、入社したての部下なら「何もわからないから言えない」というケースもあるでしょう。
でも、思いつかない相手にも、上司からいくつか選択肢を提案して(本人に)選ばせる。

最終的には本人に選ばせる。
言われたから(やらされ感)ではなく、自分で決めたことだからやる。

実行力を高めるためには大切なポイントですよね。

 

万が一、質問してるけどリーダー側に答えが決まっているなら??

誘導していく??

いえ、いえ、いえ。。。

僕のおすすめは

「君は○○するべきではないの?」と誘導するよりは、
「~の理由で○○してほしい」と最初からお願いする。

最終的に否定したり、誘導ではなく、最初から「必要性をプレゼン」する。
そのほうが絶対伝わると思いますよ。

だって、逆の立場で考えてみてください。
誘導されているとなんとなくそう感じるし、いい気分はしないでしょ?

もちろん、面談の方法や効果のあるテクニック的な進め方はあります。
(詳しくは改めて)

 

でも僕が常に一番大切にしておきたいことは

「逆の立場で考えてみる事」。

「どんな面談なら自分は嬉しいのか?」

 

面談が苦手と感じたらスキルよりも、ここに一つの大きなヒントはありますよね。

 

リーダーって大変?(笑)

でも、あなたにできるからリーダーになっている、僕はそう思います。
(リーダーにならずに一生を終える人も多い)

せっかくなら楽しみましょう♪

 

【今日の質問】

あなたが自らお願いしたくなる面談ってどんな面談ですか?

 

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