ミーティング矢本の流儀BLOG

数字を活用して伝える力(共有力)をUP(ミーティング視点)

こんにちは、ミーティングコンサルタントの矢本です。

今回のテーマは数字。

数字と書くと「売上」「利益」をイメージする方も多いかもしれませんが…違います。広い意味での数字です。

ミーティングや会議、普段に会話をしていても、伝わっていると思っていたら実は伝わっていなかったことって多いですよね。

特に「短い時間で効果的にチームで共有したい」場合、数字を使ったほうが共有力が上がるケースも多い。

ミーティングのプロとして、普段クライアント先や塾で伝えている「共有力を上げる」ポイントの一つを今回のブログで。

 

「抽象的な言葉ではなく、数字を活用した言葉で共有力アップ」

抽象的な言葉というのは「受け手によって解釈の幅が広がる」というメリットもありますが、

反対に「個々の価値観によって判断が変わる」デメリットも出てきます。

 

抽象的な言葉…一例を紹介すると

「時間厳守しよう」

「昨年の同じ時期よりお客様が多かった気がする…」

「この仕事は大事だから、できるだけ急ぎでね!」

普段よく使っているこの言葉がお互いの感覚が違って、誤解が置きやすい言葉です。

でも、数字を上手に使えば理解度や共有レベルが上がります。

 

じゃあ「時間厳守」という言葉を例に紹介しましょう。

「時間厳守」を会社の理念に掲げている会社もあると思いますが、

「何分前に来るか?」は個々の常識で異なることが多い。

結果「10分前行動が常識でしょ!」と思っている人もいれば

1分前にすべりこんで「時間厳守、セーフ!!」という人もいる。

「新人は30分前に来て開始の準備や清掃をして当たり前」という人もいる。。

 

さて…どれが正解か??

 

価値観の問題だから、唯一正しい正解なんてない。

だから部下の動きがバラバラなのもある意味普通かも知れない。

じゃあ?会社の現在の価値として、まず明確に決めるだけだと思います。

 

でも、具体的に数字にして決めていない会社も多い。

だから人によって曖昧。

それが結果として誤解を生み、「あいつは常識がない!!」となる。

さらに困るのは上司によってその感覚が違うこともあり、さらに部下は混乱する。

 

でも、数字を使えばどうでしょう?

「うちの会社での時間厳守というのは10分前行動ね」

ね、これが共感できるかどうかは別として、

数字を使えば個人によっての価値観の違いがなくなりますよね。

 

他にも

「昨年の同じ時期よりお客様が多かった気がする…」

ではなく

「昨年同時期より入客数が115%増です」

の方が上司はわかりやすい。

 

他には上司から頼まれる「大事だから、できるだけ急ぎでね!」の言葉。

本人は「今はいろいろ忙しいから2.3日中で十分だろう」と考える。

でも、上司は「できるだけ早くと言ったから、常識的に今日中だろう」と考え、

提出がないと翌日上司から「遅い!」「時間配分が悪い!」と怒られ、部下は仕事を請けるのが嫌になる。

結果、評価が下がる。悪循環です。

 

部下「急ぎとのことですが、期日はいつまでですか?」

上司「16日の12時までが希望なんだが、どう?」

部下「○○と□□の仕事のあとに取り掛かるので、16日中でも大丈夫ですか?」

上司「じゃあ、それで」。または「□□の仕事は後でいいから、12時までに頼む」

数字を使ったほうが明確ですよね。

 

でも普段、数字を活用することに慣れていない人にとっては「窮屈感」を感じたり、

「覚悟(締切を明確にする)」を求められたりする側面もあるので、最初は抵抗感があるかもしれません。

なので、もし数字に慣れていない組織の場合、上司の人はそこを理解しながら「少しずつ導入」をおオススメします。

 

どちらにしても「お互いの思いを具体的に理解して、短い時間でチームの共有力を上げる」このことにおいて数字は有効なツール。

上手に活用してみてくださいね。

これがミーティングや普段のコミュニケーションのヒントになれば嬉しいです♪

 

【今日の質問】

     今後どんなときに数字を使って共有しますか?  

 

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